ebayの無在庫販売のリスクって?初心者の方は、無在庫販売が儲かるって信じていませんか?
# 無在庫販売は、決して儲かるという考えは間違っています!
ebay初心者の皆さんは、ebayでは、無在庫販売が可能であるという説を
耳にされたことがあるのではないでしょうか?
そして、無在庫販売なので、「初期投資がなく、売れれば、大きく儲けが
可能である。」というようなお話も聞いたことがある人もいるかも
しれません。
今回は、そのお話について、根底から覆すお話をさせていただきますので、
ご参考までに、最後までお読みください。
## ebayの規約は、30日以内に発送できるものに限り、無在庫販売を許している
ebayでは、無在庫販売は、決してダメだとは言っていません。
ですが、無在庫販売でも、30日以内に発送できることを条件としています。
要は、商品がきちんと準備できることを前提になら、無在庫販売はOKですよと
言っています。
ですが、このルールを遵守できていない、TRSセラーは、残念がら存在します。
例えば、1年先に発売予定の商品を、出品している人を見かけたことも
ありましたし、3ヶ月先に発売予定の商品を出品している人もいます。
皆さんは、出品する際、”ハンドリング タイム”を設定されると思いますが、
ebayのデフォルトでの設定は、最長でも30日しかないはずです。
なのに、1年先や3ヶ月先の未発売の商品を出品していたりします。
規約違反になりますし、見つかれば、ペナルティーを受ける可能性もありますので、
ルールはしっかり遵守した上で、”無在庫販売”をするかどうか決定しましょう。
### 無在庫販売は、商品が売れ筋かどうかを見極めるための”様子見”だということを理解しよう!
では、無在庫販売を実施したとします。
無在庫販売をすれば、当然ながら、商品在庫を持たなくて良いというリスクがなくなる
ので、ebayの販売者はよくその方法を活用する人が多いと思います。
ですが、この無在庫販売を実施する上で、1番の問題は、「売れた時の仕入れ値が
出品時より、大きく変動がある場合が非常に多い。」ということです。
つまり、例として7日前に出品した時のAという商品は、¥1000だったが、7日後売れ
てから仕入れた時は、¥1500になっていることは、しょっちゅうあります。
相場の変動が激しいということです。
出品点数が多ければ多いほど、そう言った問題が、どんどん増えていきます。
管理しきれない状態になるわけです。
なので、私が言いたいのは、そう言った問題を未然に防ぐために、売れるまで
「ノー管理」で出品し続けるのではなくて、定期的に、「閲覧数とウォッチ数」を
見て、あまり人気がない商品だと判断した場合は、いっそのこと、「出品を取り下げ
る」という判断をしてほしいと思っています。
#### 無在庫販売で売れた商品が、赤字販売であるからと言って、支払い後にキャンセルするのはやめよう!
よくTRSセラーの研究をしていると、Positive評価と相反して、Negative評価もたくさ
ん喰らっている方をお見かけします。
そのnegative評価を拝見すると、「購入後、すぐキャンセルさせられた。そして、
再度100ドル高い価格で再出品をしているのを見た。悪い販売者だ!」というような
評価内容を、何度か拝見したことがあります。
初心者の方は、この文章を見ただけで、「なぜ、このTRSセラーは、Negativeを
喰らったか?」お分かりになりましたでしょうか?
答えを言ってしまうと、「無在庫で販売していた商品が、落札時の仕入れ価格が、
出品時より、大きく値上げされていたことによる、”大幅赤字の回避”のために、
キャンセルをせざるを得なかった。」という考えが一番の理由になっていると推測
できるのです。
これは、決して、やめてほしい行為です。
まず、「バイヤーの信頼を無くす。」「negative評価がつく。」「Seller Levelに
影響が出る。」と言った、あなたにとって、良いことは何もありません。
##### 無在庫販売は、製品重量が極めて、不明確である
無在庫販売の、もう一つのデメリットは、「製品重量が、メーカーや仕入先のHP
では、わからないということ。」です。
例えば、アマゾンで仕入れようとして、ある商品の重量が、500グラムだと記載
されていたとします。
ですが、実際、商品が到着すると、800グラムになっていたりと言ったことが
多々あります。
この誤差による、誤算は、利益を計算する際に、大きな痛手となります。
送料が何百円、時には何千円と違ってくると、その時点で、あなたは赤字販売が
決定するわけです。
もし、無在庫販売をしようとして、利益計算時に、製品重量が気になるようであれば、
メーカーに直接お電話されることをお勧めします。
■まとめ
1. 無在庫販売は、ebayの規約に沿って、30日以内に発送できるものに限る。
2. 無在庫販売を継続していると、売れた時の仕入れ値の変動は回避できないことがあるため、「儲けるためではなく、”売れ筋かどうかの様子見”だと割り切り、人気がなさそうなら、さっさと取り下げたりする決断もしよう!」
3. 無在庫販売で売れた後、赤字販売だからと言って、キャンセルするのはやめよう。
4. 無在庫販売は、製品重量も利益に大きく直結している。気になる場合は、メーカーに確認を。
以上です。
参考になりましたでしょうか?
これからebayを始めよう、もしくは初心者の方は、十分に注意をして、無在庫販売
をするかどうかの決断をしてください。
無在庫販売が決して、ノーリスクとは言い切れません。
ただ、やり方次第では、十分、利益が取れるやり方もあるので、全くもって、
オススメしないとは言いにくいです。