【ebay輸出転売初心者必見！】ebay Free Returnにしないと商品は売れないのか？返品送料無料におけるメリット・デメリットを解説！

返送料無料について

本記事では、「ebay輸出販売者限定　返送料無料の設定」について、

「設定するかどうかに悩んでいる方」「どうも設定について腑に落ちないことが

ある」などのお考えをお持ちの方向けに、記事を書いています。

まず、この記事を書く前に、僕の見解を述べておくと、「返送料無料に

設定しなくても、バイヤーさんは購入してくれるので、何のために

返送料無料を掲げるのかと言う目的をしっかり持つことが大事」だと

思います。

この記事では、「返送料無料に設定していないから、商品が売れないのでは？」

と言う「勘違い」をされている方が、ごく稀にいるようなので、しっかりと

「メリット・デメリット」の面から、「自分の運営するストアでは果たして

返送料無料を設定する意味があるのかどうか」を考えていただきたく

書くことにしました。

気になる方は、ぜひこのまま読み進めていただければと思います。

ebayがFree Returnと言うポリシーを掲げる理由とは？

そもそも、ECコマース業界において、「返送料無料」を掲げる風潮が、

現代では通常になってきています。

通販プラットフォーム最大手のアマゾンは、自社が販売元となって販売する

商品においても、「返品事由次第で返送料は買い手が負担する」と書いています。

一般的な商品の売買契約を結ぶ上で、「購入者事由による返品にて、返送料無料

を設定している夢見たいなプラットフォームがあり、それこそebayしかない」

と言えるでしょう。

つまり、Free Returnを設定すると、「いかなる理由があろうとも、販売者にて

返送料を負担してあげないといけない」と言うことになるわけですね。

正直、「めんどいな〜〜」と僕なら思います。

「なぜ、購入者の勝手な事由で、返品を受け入れないといけないのか」

これには、ebayがアマゾンを意識していると言う風にも言われているようです。

おそらく敵対心するライバルとの「差別化」を図る目的もあるのかもしれません

が、販売者にとっては、決して良いオプションではないでしょう。

Free Returnを設定するメリットやデメリットは？

では、改めて、ネットでググればわかる、

「Free Returnを設定するメリット・デメリット」について、おさらいします。

■メリット

• 集客面で落札率が向上する。
• 返送要求があっても、最大50％の一部返金で負担減となる。

■デメリット

• 購入者が嘘をついていても反論できない。
• 理由はどうであれ、返送料は全て販売者負担。
• ネガティブ評価がつく恐れあり。
• 戻ってくる商品の状態により、商品価値の低下は避けられない。

ざっと挙げても、これらの内容が浮かび上がりました。

見ていただいてお分かりの通り、「メリット＜デメリット」の方が、

多いですよね？

「最終的に、ebayが負担する」と言っていますが、返送料までは負担して

くれません。

よって、どのみち、販売者にとって、赤字となるのは、

「日本から送った送料+相手国からの返品送料」

となるわけです。

はっきり言って、「あまり採用するメリットはない」と僕なら考えます。

その理由を以下にて書いていきますね。

実質的な数字のシュミレーションをしてみよう！

まず、Free Returnと言う「返送料無料」を掲げるのであれば、「返送された

と仮定して、あなた自身にかかって来る負担がどれぐらいになるか？」

「それにより、想定される問題点」も合わせて、書いていきたいと思います。

例１

販売額:US$30

仕入:¥1000

送料:¥700

落札された時点での「想定利益は、落札手数料等差し引いて、おおよそ¥1000」

ぐらいでしょう。

では、次に、購入者が、「返品したい」と申し出たとしましょう。

あなたは、Free Returnに設定しているので、もちろん返送料は、販売者である

「あなた持ち」となります。

購入者はアメリカで、USPS（アメリカの郵便局）から追跡番号なしで

返送しました。

購入者は後日、返送料は「US$10」だったと言ったとしましょう。

すると、この時点で、すでにあなたの赤字額はいくらになったでしょう？

僕は上述で、Free Returnに設定している販売者の赤字分送料の総額の計算方法は、

「日本からの送料+相手国からの返送料」

と言いました。

例１の内容によると、

「¥700+US$10(約¥1000)」

となり、あなたの赤字額は、「¥1700」ほどに確定されたことになるわけです。

そこに合わせて、あなたの商品仕入れの金額もプラスされるので、

「送料赤字（返送費用含む)¥1700+仕入れ¥1000」

で、赤字トータル総額は、¥2700となりました。

この数字を見て、皆さんはどうお思いでしょうか？

もともと低価格の薄利での販売なのに、Free Returnと設定したがために、

仕入れ価格以上の赤字を被ったわけなのです。

「低価格だから、痛くも痒くもない」と思ってしまえばそれまでですが、

薄利で販売している販売者の共通点に、「ebay輸出で販売するための、

資本金が少ない」ことが挙げられると思います。

購入者が返送を希望する事由はどうであれ、「返送料は全て販売者持ち」と

なる以上、「低価格・薄利販売メイン」の販売者からすると、60％の大幅赤字と

なるわけなのです。

そこに加え、

• 返送されて来る商品の状態
• 再度販売する際の、対象商品の相場

を考えると、あなたが被る赤字額はもっと膨れ上がるでしょう。

その先の先まで考慮して、「Free Returnを設定するメリット大有り」と判断

したのでしょうか？

Free Returnの設定を、ただの集客が目的なら、即刻やめるべき！

ebay輸出で、Free Returnを設定している販売者は、九割の確率で、

Top Rated Seller(評価数1000以上の優秀販売者)が占めているのが現状です。

まず、ebay輸出始めたばかりの販売者で、Free Returnを設定する理由は

何でしょうか？

明らかに、「同じFree Returnを設定していても、評価数1000以上の販売者と

同じ商品、同じ価格で競うことは難しい」と言えるでしょう。

「ebay輸出の経験豊富な販売者たちがブログや動画で謳っていたから」

みたいな理由で、安易に、Free Returnを設定していませんか？

はっきり言うと、経験が少ない評価数の少ない販売者ほど、購入者の「餌食（えじき）」

になる確率が大きいのです。

「明確な目的もないFree Retun設定にあまり意味は為さない」

こう考えれば、「立ち止まるきっかけ」になるのではないでしょうか。

Free Returnでなくても、商品は売れていきます！

よく、「Free Returnの方が、商品は売れやすい」と言われている？？

もしくは、そのように考えがちですが、僕の経験上、「全くもって、そんな

根拠はどこにも存在しない」です。

事実、５年ほどebayをやっていますが、一度も、Free Returnにしたことはないです

し、しなくても売り上げは立っています。

逆に、「返品不可」にしても、商品は売れることも結構あります。

そう言える理由として、

「価値ある商品を、適正価格で販売していれば、たとえ返品不可でも、

購入者はめんどくさいクレームをつけることはまずない」

と経験上、学んだからです。

だから、「Free Returnに設定しないと、商品は売れにくいは、真っ赤な嘘」

と断言します。

最後に

本記事のおさらいとして、

• Free Returnに設定するメリット・デメリット
• Free Returnを設定するなら、実質的な数字で利益面のメリット・デメリットを考える。
• 集客目的のFree Returnは、意味を為さない。
• Free Returnにしなくても、商品は売れていく。

です。

僕は、実際起こりうる「数字」から、物事を考え、Free Returnを設定する

ことの方が大事だと思います。

初心者のうちは、あまり「お客様満足度」のことは考えなくても良いので、

薄利でもしっかりと販売経験を積むことにフォーカスしましょう。